2012年 12月 23日
日本製の羽毛布団の不思議(2) |
何年か前、オーガニックの名前を付ければ安全で優れた商品だ、ともてはやされ、ロハス、サステナビリティという言葉だけが独り歩き。
日本で羽毛布団にもオーガニック羽毛なる商品を目にする事があります。
羽毛について調べ始めた頃、羽毛で有名だったポーランドの農林省など各省庁やメーカーにインタヴューして時期がありました。
その際に、「オーガニック羽毛はありますか?」と現地のメーカー何社に尋ねたら、皆さんきょとんとされていたのを思い出します。
素人的には、農薬を使っていないのだから、さぞかし優れた羽毛に違いないと思う訳ですが、
ポーランドでも一時期、農林省と民間が共同してオーガニック羽毛の企画を模索した事があったそうです。ただ、中欧諸国の場合、農家はとても貧しくて高価な化学肥料や農薬などの使用はなかなか大変のようで、現状は従来の自然農法が多ようです。
その時点では、あえてそれに取り組む農場も少なく、オーガニック認定制度をスタートするまで到らなかったそうで、ロゴ付の看板だけが残ったと聞きました。
残された看板をなぜか日本の企業が持ち帰り、日本で展開し始めたようだとも聞きました。
実際にオーガニック羽毛なる表記を目にしますが、それが本当に認定されたものかは分かりません。肩書やブランドで買ってしまう日本市場ならではの事情なんでしょうか。
まずは、オーガニックダウンと聞いたら、一考した方が良いかもしれません。
日本で羽毛布団にもオーガニック羽毛なる商品を目にする事があります。
羽毛について調べ始めた頃、羽毛で有名だったポーランドの農林省など各省庁やメーカーにインタヴューして時期がありました。
その際に、「オーガニック羽毛はありますか?」と現地のメーカー何社に尋ねたら、皆さんきょとんとされていたのを思い出します。
素人的には、農薬を使っていないのだから、さぞかし優れた羽毛に違いないと思う訳ですが、
ポーランドでも一時期、農林省と民間が共同してオーガニック羽毛の企画を模索した事があったそうです。ただ、中欧諸国の場合、農家はとても貧しくて高価な化学肥料や農薬などの使用はなかなか大変のようで、現状は従来の自然農法が多ようです。
その時点では、あえてそれに取り組む農場も少なく、オーガニック認定制度をスタートするまで到らなかったそうで、ロゴ付の看板だけが残ったと聞きました。
残された看板をなぜか日本の企業が持ち帰り、日本で展開し始めたようだとも聞きました。
実際にオーガニック羽毛なる表記を目にしますが、それが本当に認定されたものかは分かりません。肩書やブランドで買ってしまう日本市場ならではの事情なんでしょうか。
まずは、オーガニックダウンと聞いたら、一考した方が良いかもしれません。
by eurointeriors
| 2012-12-23 09:48
| Bedclothes